初冬の伊佐沼

農閑期となるこの時季は、伊佐沼は減水されてご覧の通り。
南北に長い伊佐沼ですが、北岸一帯はところどころで干上がり、湖底(沼底!?)が剥き出しになってひび割れている所も。
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白く濁った水の中に蠢く何者かの姿が!?
近付いて見てみると、アメリカザリガニでした。
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明らかな“どぶ臭”がしていて、けっしてきれいとは言い難い澱んだ水溜りのような場所だったのですが、そんな場所でもアメリカザリガニは暮らしていけるんですね。
生命力の逞しさを実感します。
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なお、アメリカザリガニは“日本の侵略的外来種ワースト100”に選定されていますが、特定外来生物には指定されていないので飼うことはできます。
とはいえ、生態系へ与える悪影響を懸念し、滋賀県や長野県、長崎県では移植は禁じられているそうですが…

伊佐沼の周囲を歩いていて、ふと目に留まったのがこちら。
“マシジミの繁殖実験中”という、網で囲われた一画。
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案内板には“平成25年3月”と書かれているので、もう5年以上は実験が続いていることになります。
マシジミは水質のきれいな砂底を好むそうですが、今の伊佐沼を見る限りマシジミ好みの環境とは言えないような気も。。。

ちなみに、マシジミによく似た外来種タイワンシジミは悪化した水質にも強く、かつ泥底を好むそうで、むしろタイワンシジミ好みの環境なのでは…(^^;
実験結果がちょっと気になります。

今の時季、15時だと日差しはかなり斜め横から差すような感じになります。
雲の陰に太陽が隠れると、途端に夕暮れ時のような雰囲気に。
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水が残っている伊佐沼の南岸一帯には水鳥が群れていました。
その中でもひと際大きく、目立つのがこのアオサギ
全長は1m程で、翼長は1.5m~1.7mにもなるとのこと。
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アオサギは、日本では養殖魚を食べてしまう厄介な鳥というイメージの方が強いそうですが、古代エジプトではフェニックスの由来となる“ベヌウ”とされ、神のように崇拝されていたのだとか。
ヨーロッパでも、縁起が良い鳥として知られているそうです。
食文化の違いが、影響しているのかもしれませんね。

この記事へのコメント

2019年01月02日 22:49
あけましておめでとうございます!

子供の頃、生き物好きの友達が伊佐沼で採ってきたといううなぎを水槽で飼っていました。
それが自分と伊佐沼との出遭いです。
実際に伊佐沼を訪れたのは大人になってからのことですが。
当時は国民宿舎があったぐらいだから、それなりの観光地だったようです。
とんびさんのご紹介記事を拝読すると、寂れてしまったみたいですね。
川越市内の観光地化が進んだのとは好対照と言えるでしょうか。

今年もよろしくお願いします。
とんび
2019年01月10日 10:32
りうさん、あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

お返事が遅くなって申し訳ありません。。。

伊佐沼周辺に国民宿舎があったとは知りませんでした。
りうさんの仰るように、かつては観光地だったんでしょうね。
現在の様子からは、とても想像もできませんが…

今は、周囲を田んぼに囲まれた長閑な景観が広がっていて、農業用水として地域に根付いた存在になっていることが窺えます。
個人的には、今のままの状態を維持してもらえたらなぁと思っているのですが、果たして…

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